Apr.23.2022

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ゴールデンウィーク海外旅行のプロがおすすめする海外渡航先5選!

今まで長い休みが取れなく、遠出をあきらめていた人にとっては大きな朗報では? そこで今回、“一生モノ”編集部(海外旅行ライター)がGW(ゴールデンウィーク)の海外渡航先のおすすめ5か所を厳選しました。あなたの旅のプランの参考にしてみてください。

音楽好きにはたまらない! ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテージフェスティバル(アメリカ)

フェスのメインステージ。トリには大物アーティストが出演する(ニューオーリンズ)

日本のGW(ゴールデンウィーク)時期に重なり、アメリカで毎年開かれている音楽フェスが、ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテージフェスティバルです。アメリカ南部、ルイジアナ州のニューオーリンズはジャズの発祥の地であり、アメリカのルーツミュージックが盛んな音楽の街です。このフェスは、名前にこそ「ジャズ」がついてはいるものの、そのジャンルはロック、R&B、ソウル、ブルース、カントリー、ヒップホップ、ゴスペル、ケイジャン、マーチングバンドなど多岐にわたり、アメリカの豊かな音楽地図を知るには最高の音楽フェスです。

2019年は4月27日(木)〜28日(日)と5月2日(木)〜5月5日(日)の合計8日間開催。今期の一番の目玉は、5月2日に登場するザ・ローリング・ストーンズ。他の日のヘッドライナーには、デイブ・マシューズ・バンド、ケイティ・ペリー、サンタナ、ヴァン・モリスン、ダイアナ・ロス、アース・ウインド&ファイヤーなどの出演が決まっています。音楽好きには、まさに“一生モノの体験”となるフェスでしょう。

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公式HP:http://www.nojazzfest.com
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轟音をあげて流れ落ちる水量が圧倒的。南米屈指のパワースポット、イグアスの滝(ブラジル/アルゼンチン)

ブラジル側の展望台は滝の間近まで行ける(イグアスの滝)

スケールの大きい大自然が堪能できる南米ですが、なかでもダイナミックな景観を堪能できるのが、世界三大瀑布のひとつ、イグアスの滝です。その大自然の迫力は本当にすさまじいもので、正に“死ぬまでに見たい絶景”の代表でしょう。

ブラジルとアルゼンチンの国境にあるイグアスの滝は、約4kmの間にある大小250以上の滝の総称です。なかでも「悪魔の喉笛」と名付けられた一番奥の大滝が有名です。最寄りの町として、ブラジル側はフォス・ド・イグアス、アルゼンチン側はプエルト・イグアスで、両方からアプローチできます。

ブラジル側は、園内バスを利用して滝の間近まで簡単に行けるのがポイント。一方、大小無数の滝があるアルゼンチン側は、いくつもの滝を結ぶ遊歩道が充実しています。また、ボートで滝壺に突っ込むというツアーも人気です。それぞれに長所があるので、国境を行き来して両方から眺めることをおすすめします。きっと自然の大きなパワーが得られますよ。

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イグアス国立公園(アルゼンチン):https://iguazuargentina.com/en/
イグアス・ジャングル社(ボートツアー):http://www.iguazujungle.com/
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大航海時代の名残りを感じる、ヨーロッパ最西端の首都リスボン(ポルトガル)

サン・ジョルジュ城の高台から見る旧市街とテージョ川(リスボン)

長い休みが取れるのなら、直行便が飛んでいない国へ行ってみるのはどうでしょう? 編集部がGW(ゴールデンウィーク)におすすめするヨーロッパの都市は、ポルトガルの首都リスボンです。日本ではいまひとつマイナーかもしれませんが、欧米では人気の観光都市ですよ。

リスボンの街の魅力は、ヨーロッパの他の首都のように騒々しくないこと。街の雰囲気は落ち着いており、歩いていて心が安らぎます。市街には世界遺産のベレンの塔とジェロニモス修道院などの見どころもありますが、洗濯物がはためく庶民的なアルファマ地区、古い町並みを走るレトロな市電など、何気ない街歩きが楽しいのです。また、海の幸に恵まれたポルトガル料理は日本人の口に合います。もちろんポルトガルワインも一緒に飲んでみたいですね。

世界遺産のシントラやヨーロッパ最西端のロカ岬などはリスボンから日帰りもできます。また、ポルトガルはそれほど大きい国ではないので、10連休を目いっぱい使って足を延ばし他の街にも行くのもおすすめですよ。

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ポルトガル政府観光局:https://www.visitportugal.com/ja
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熱帯雨林を流れる世界最大の川・アマゾンを楽しむ(ブラジル)

ジャングルツアーでは小さな小舟で支流に入り、野生動物を探す(アマゾン川)

世界最大・最長の川アマゾン。その流域には数カ国にわたる広大な熱帯雨林が広がっています。この大河をいつかは見てみたいという方もいるでしょう。そこでこのGWは10連休を利用し、そのアマゾンに行ってみるのはいかがでしょうか?

観光の拠点となるのはブラジルのマナウスの町。ここはアマゾン川の本流と支流のネグロ川が合流する場所で、川の中央では2つの川の色が数kmに渡って交わらずに流れている様がよくわかります。アマゾンの大自然を満喫できるよう近郊には快適なジャングルリゾートがいくつもあり、滞在しながらボートクルーズや自然観察ハイクなどのプログラムに参加できます。市内の旅行会社でも、日帰りから2〜3泊の熱帯雨林ツアーを催行しており、ピンクカワイルカと泳いだり、ピラニア釣りをしたりも楽しめますよ。

ブラジルだけでなく、上流となるペルーやボリビア側からもアマゾンツアーが出ているので、リマやウユニ塩湖などと組み合わせる旅もいいかもしれませんね。

ヨーロッパとアジアが交差する都市・イスタンブール(トルコ)

人々でにぎわう旧市街の埠頭。橋の奥に見えるのは新市街(イスタンブール)

紀元330年に「第二のローマ」としてローマ帝国の都に遷都されて以来、ビザンツ帝国、オスマン帝国と1600年近くにわたり大帝国の首都だったイスタンブール。トルコの首都がアンカラに移った現在でも、人口一千万を超えるトルコ最大の都市には変わりません。

イスタンブールは黒海と地中海をつなぐボスポラス海峡を境に、ヨーロッパ側とアジア側に市域が分かれています。そのため「東西文化の交差点」とも言われています。長い歴史と文化があるので見どころは数多く、一週間いても足りないでしょう。世界遺産の旧市街には、ローマ時代に建てられた教会アヤ・ソフィア、オスマン皇帝の居城のトプカプ宮殿、古代の貯水場跡の地下宮殿、青いタイルが美しいブルーモスク、そして屋根付き市場のグランドバザールなどの見どころがあります。

ほかにも歴史好きには、イスタンブール考古学博物館と古来よりの武具が揃う軍事博物館が必見です。クルーズ船に乗ってのボスポラス海峡観光も忘れがたい思い出になると思います。また、坂道が多いイスタンブールの下町歩きもなかなか楽しいですよ。この時期は天気もいいので、イスタンブール滞在はすばらしい旅になるでしょう。

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トルコ政府観光局(日本):http://www.tourismturkey.jp/
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「10連休」と何かと話題が先行している2019年のGW(ゴールデンウィーク)。やはり海外へ出かけたい人が多く、ツアーや航空券の申し込みも例年以上といいます。確かになかなか仕事が休めない人には、リフレッシュするにはいいチャンスかもしれません。そしてそんなきっかけで行った旅が、あなたの“一生モノの旅”になるかもしれませんよ。