Branding Blog
サステナビリティ
サステナビリティとは(17のゴールと169のターゲット・SDGs未来都市)
2025.03.05
- Webブランディング
- サステナビリティ
- 企業ブランディング
サステナビリティキーワード解説:17のゴール(目標)と169のターゲット

「私たちにできること」をコツコツ積み上げていくことが、SDGs達成の道に通じている
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。17のゴール(目標)と169のターゲットが設定され、進捗状況を測るための約230の指標も提示されています。
朝日新聞社が2021年12月に全国の5千人を対象にインターネットで実施した第8回SDGs認知度調査では、「SDGsという言葉を聞いたことがある」と答えた人が76.3%に達し、過去最高を更新。年代別では50代と60代が最も高く、15~29歳でも7割を超えて、社会に急速に浸透している言葉であることが分かります。
世界は、2030年までに達成すべき「17のゴールと169のターゲット」に向かって進んでいると信じるしかありませんが、私たち=地球人ができること、すべきことは何でしょう。
SDGs(17のゴールと169のターゲット)の内容を知る、誰かに伝える・共有する
今、世界にはどんな課題があるのか、その課題を放置しておくとどんな未来図になるのか、現状を知ることが対策を考えるきっかけになります。
たとえば、ゴール(目標)1は「貧困をなくそう」ですが、ターゲット1.1では「2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる」とあります。私たちは1日1.25ドル未満で生活する人々を想像し、できれば誰かと語り合い、貧困問題を共有することが、貧困撲滅のための行動のきっかけになります。
SDGsに積極的に取り組む企業の商品やサービスを選ぶ・投資する
SDGsに取り組む企業は、企業ホームページで必ずSDGsに向けて事業内容を活かせる取り組みを紹介しています。たとえばコンビニなどで人気のチョコ菓子、1個30円で購入できる「ブラックサンダー」は2022年秋から、主に西アフリカ諸国で生産されているカカオ豆を“児童労働に頼らず収穫されたもの”にすべて切り替えています。この企業行動を知っていれば、おやつとしてチョコ菓子を買うときに、ブラックサンダーを手に取ることが多くなるはずで、購入することでSDGsの推進に貢献でき、さらにはその企業に投資するという方法での支援も可能。「SDGsファンド」への投資も視野に入ってくるでしょう。
日常の中にSDGs達成のための数多くのアクションがある
家庭内で使うエネルギーを節約する、可能な限り再生可能なエネルギーを活用する、できるだけ公共交通手段を利用することでCO2排出量を減らすことができます。さらに、ゴミの総量を減らしたり、ゴミの分別ルールを守ることも生活の中でのSDGsアクションになります。
サステナビリティキーワード解説:SDGs未来都市

政府が自治体の取り組みを支援し、事業の成功から地方創生に繋げていく「SDGs未来都市」
SDGs未来都市とは、SDGsの理念に沿った基本的・総合的な取り組みを推進しようとする都市や地域の中から、特に「経済・社会・環境」の3つの側面における新しい価値創出を通して、持続可能な開発を実現するポテンシャルが高いと選定される都市・地域を指します。
政府が推進する未来都市には3つの形があります。
「環境モデル都市」は、地域資源を最大限に活用し、低炭素社会と持続可能な社会実現に向けて、高い目標を掲げ取り組む都市・地域を選定する。
「環境未来都市」は、環境モデル都市に加え、「経済・社会・環境」の3つの価値創造と実現を目指して取り組む都市・地域を選定する。
「SDGs未来都市」は、環境未来都市に加えて、地方創生に繋がる「自治体SDGs」として、地域のステークホルダーと連携し、SDGs達成に向けて戦略的に取り組んでいる都市・地域を選定する。
内閣府による「SDGs未来都市」の選定は2018年度に始まりましたが、2022年度の「SDGs未来都市」は、「2030年のあるべき姿の実現に向けた優先的なゴール、ターゲット」「ステークホルダーとの連携」などの評価項目にもとづいて、宮城県大崎市や新潟県など21都府県の30自治体を選出。さらに、SDGs未来都市のなかで特に先導的な取り組みを行う「自治体SDGsモデル事業」に10件を選びました。
「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」のダブルで選ばれた「東京都足立区」の提案タイトルは、「多様なステークホルダーと挑む“貧困の連鎖”解消に向けた都市型モデルの構築」。足立区の地域課題は、区の活力を蝕む「貧困の連鎖」と、払拭しきれない「区に対するマイナスイメージ」ですが、「SDGs未来都市」では、この2つの高い壁を乗り越えるために、子どもたちや区民が逆境を乗り越える力を身につけていくことを目標としています。
足立区SDGs未来都市計画
https://www.city.adachi.tokyo.jp/documents/57283/sdgs-miraitoshikeikaku202402.pdf