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ブランディング

美しいビジュアル設計でブランディングを成功させる

2019.05.30

デザインには様々なテクニックやルールが存在し、そのテクニックやルールに則ってデザインをすることで整ったビジュアル表現をすることが可能になります。よくデザインにはセンスは不要と言われることがありますが、ルールやポイントさえ押さえれば誰でもプロのデザインに近づけることが出来ます。その中でも、美しいデザインを作るために効果的な手法として、人間が視覚的に美しいと感じる比率をもとにレイアウトを設計するテクニックが有名です。

WEBサイトはもちろんのこと、フライヤーや名刺などを作成する際にもこのテクニックを取り入れることでバランスの良い整ったデザインを仕上げることが出来るようになります。

貴金属比とは?

貴金属比とは、人間が無意識に美しいと認知する比率のことを指します。貴金属比の中でも特に有名なのが「黄金比」です。名前だけなら一度は聞いた事があるという方が多いのではないでしょうか。古代ギリシャ時代から建築などに用いられ、現代でも名刺や郵便はがき、ロゴデザインなど様々な分野で幅広く取り入れられています。

黄金比

人間が視覚的に最も美しく感じる比率は1:1.6とされています。黄金比は、その理論をもとに古くから建築をはじめ多くの分野で活用されてきました。Appleのロゴも黄金比で構成されていることで有名で、グラフィックの分野でも取り入れることで美しく整ったビジュアルを作成することが可能です。黄金比の正確な比率は1:1.1618で、約5:8のバランスと覚えておくと分かりやすいです。

一例として、下の写真の構図に黄金比を取り入れてみます。

いかがでしょうか。黄金比を取り入れることにより、被写体と窓の外の景色とのバランスが取れたことで安定感のある美しい構図になったことがお分かりになるかと思います。

例)Apple社のロゴ

ブラジルのデザイナーThiago Barcelosが黄金比で構成されていることを発見

白銀比

白銀比は、別名大和比とも呼ばれている貴金属比の一つです。日本人は黄金比よりも白銀比を美しいと感じる傾向にあるようで、法隆寺などの建築物やドラえもんなどのアニメキャラクターの比率にも多く活用されています。黄金比が1:1.618の比率なのに対して白銀比は1:1.414の比率で構成されています。こちらも約5:7のバランスと覚えておくと分かりやすいでしょう。

例)くまもん

NAVERまとめサイトより引用

最後に

デザインを構成する要素は写真や文章、配色など様々ですが、良いとされているデザインは必ず何らかのテクニックやルールに基づいて設計されています。今回ご紹介した貴金属比のような手法をデザインに取り入れることで、根拠に基づいた説得力のあるデザイン制作をすることが可能になります。

当社はビジュアル制作だけでなく、お客様のサービスや製品の魅力がエンドユーザーにより感動的に伝わるよう、ブランディングの視点からお手伝いをさせて頂いております。もし新規サイト制作や既存サイトのリニューアルなどをお考えの際は、是非お気軽にお問い合わせ下さい。

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Fumiaki Tanabe

CEO

企業の価値を最大化する戦略に特化したブランディングとマーケティングのエキスパート。インフラ関連企業や大手製造メーカーから中小企業に至るまで、幅広い業界でのWebブランディング実績をもつ。

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